ウイスキーの味わいは、銘柄だけで決まるものではありません。
香りの立ち上がり、氷の溶け方、手に伝わる重み、そのすべてを左右するのが“グラス”です。
「どのロックグラスを選べば、もっと美味しく飲めるんだろう?」
そんな小さな迷いが、実はウイスキーの世界を大きく広げるきっかけになります。
この記事では、見た目の美しさだけでなく香り・温度・口当たりまで変えてしまうロックグラスの選び方と、オススメロックグラスを値段ごとに10個ご紹介します。
あなたの一杯が、今日よりも確実に豊かになるはずです。
kyonもちろんウイスキーギフトについてくるグラスや、ウイスキーブランドグラスもOKですよ!
ロックグラスを選ぶポイント
ロックグラスを選ぶ時のポイントを簡単に3つご紹介します。
とにかく好きな見た目を選ぼう!


ロックグラスで一番大事なのは、ずばり見た目です!!!
きれいなロックグラスにウイスキーを注いで飲むと、一気に高級感が増して視覚的にもウイスキーを楽しめるようになります。
まるで宝石を持って愛でているかのような感覚になり、よりウイスキーを味わおうと思わせてくれます。
ロックグラスの見た目には様々あります。
- 直線的なもの
- 丸みを帯びたもの
- 表面にカットが入ったもの
- 適度に色が付いたもの
- 底が厚くて模様が入っているもの
特にカットが入ったグラスは光を細かく反射するため、高級感や伝統、格式を感じさせるデザインが魅力的。
色々なグラスを調べてみて、自分がかっこいい!可愛い!これでウイスキーを飲みたい!と直感的に思ったグラスを購入するのがいいと思います。
個人的には日々のウイスキーライフ幸福度をかなり上げてくれるのがロックグラスなので、お気に入りグラスを1個は持っておくのがオススメです。
ただし値段は高級ウイスキーくらいする高級グラスもあります。
必ずお財布と相談してくださいね。要注意。
容量と形状も確認しよう


ロックグラスでは氷の大きさに合うような容量のグラスだと、綺麗で映えます。
一般的な容量の分類は、180~250mlの王道サイズ、250ml~300mlのゆったり大きめサイズ、300ml以上のビックサイズなどなど。
自分で板氷から削ってロック氷を作るなら気にする必要はありませんが、製氷機で作っている人はサイズを確認しましょう。


またグラスの口の形状によって、香りの立ち方感じ方が変わります。
- 口がすぼまっているもの(テーパー)は、香りがたちやすく見た目もスタイリッシュ。
- 丸みのある口元(ラウンド)も、香りがこもりやすく手に馴染むフォルムで柔らかい雰囲気。
- 外側に広がっていくもの(フレア)は、華やかさと存在感があり飲むときに一気に香りをダイレクトに感じます。
- 口元が直線的なもの(ストレート)は、シンプルでモダンなデザインが多い。
こだわりすぎる必要はないですが、購入前に確認しておきましょう。
素材と重さにこだわる


ロックグラスには大別して、クリスタルガラスとソーダガラスの2種類の素材があります。
クリスタルグラスとは、一般的なガラス成分に酸化鉛などを混ぜて高い透明度とカッティングを可能としたグラスです。
叩くと金属音が鳴り、割れやすく、重みがあり高級感があるのが特徴です。
対してソーダガラスは、一般的なガラス成分で作られたものです。
安価に製造可能で、割れにくく、比較的軽めなのが特徴です。
まずはお手軽なソーダガラスを試してみるのもいいですし、やっぱりある程度の重みと高級感が欲しいという方はクリスタルグラスがオススメです。
お手頃ロックグラス6選
まずは5,000円前後までのお手軽オススメロックグラスを、6種類紹介します。
東洋佐々木ガラス 10オールドT-20113HS-C704 ¥2,695


| サイズ | 口径87×高さ94・最大径87mm |
| 容量 | 315ml |
| 材質 | ソーダライムガラス |
| 重量 | 約240g |
| 価格 | ¥2,695 |
東洋佐々木ガラスの10オールドT-20113HS-C704は、底が少し厚く下側にカットの入ったロックグラスです。
今回のロックグラスの中でも綺麗なのにかなり安い。
サイズ容量は大き目なので、かなり大きな氷か、不揃いロックアイスに適しています。
材質はソーダライムグラスですが、クリスタルグラスに匹敵する美しい透明度になっています。
HS口部物理強化グラス上級品で、よく割る原因である口元の傷からグラスを守ってくれます。


切子 ロックグラス ¥3,000


| サイズ | 9.4cm×8.5cm |
| 容量 | 240cc |
| 材質 | ガラス |
| 重量 | 約280g |
| 価格 | 約¥3,000 |
底が小さく、口に向かって広がっていく形状をしている、切子グラスです。
※有名ブランドである江戸切子や薩摩切子ではありません。
切子グラスは高いものが多いですが、こちらは約3,000円とかなりお手頃価格です。
容量は意外にも少な目。重量もしっかりあり満足感があります。
カラーバリエーションはいくつかあるので、好みに合わせて選べるのもいいですね。


津軽びいどろ 氷華 金彩ロックグラス霧 ¥3,630


| サイズ | 最大100×口径100×高さ90mm |
| 容量 | 300ml |
| 材質 | ガラス |
| 重量 | 約285g |
| 価格 | 約¥3,630 |
津軽びいどろは青森県の伝統工芸指定品です。
津軽びいどろ氷華シリーズは、金彩が美しく輝くデザインの、大き目なロックグラス。
手に馴染む湾曲したグラス形状で、全て職人の手作業のため若干の違う模様になっています。
サイズ容量も重量も大きく、びいどろなので口も厚いです。
かなり特徴的なデザインとカラーになっており、それぞれ名前がついてコンセプトがあるので、ぜひお気に入りを探してみてください。


深川硝子工芸 ロックグラスsiki ¥5,500


| サイズ | 高さ80mm・口径82mm |
| 容量 | 300ml |
| 材質 | ソーダガラス |
| 重量 | – |
| 価格 | 約¥5,500 |
深川硝子工芸はガラスの街・小樽で作られた老舗のガラスメーカー。
ロックグラスsikiシリーズは、日本の四季をモチーフにしたデザインで、まるで万華鏡のような反射を楽しめます。
口元は少し広がってますがほぼストレート、サイズ容量も大きめです。
津軽びいどろと似た水玉模様でありながら、底にしか柄が無いのでウイスキーの色味を邪魔しません。
公式オンラインショップは売り切れ、Amazonにも取り扱いがなさそうなので、楽天などでの購入がオススメです。


田島硝子 富士山グラス ¥5,500


| サイズ | 直径92mm × 高さ95mm |
| 容量 | 270ml |
| 材質 | ガラス |
| 重量 | 約400g |
| 価格 | 約¥5,500 |
田島硝子は1956年創業、東京都指定伝統工芸品「江戸ガラス」、国・東京都指定伝統工芸品「江戸切子」などを製造する会社。
グラス底に砂掘りという技術で雪を頂く富士山が表現されているのが特徴。
ウイスキーを注ぐと富士山のふもとが黄金色に輝きます。
国土交通省観光庁が開催している「おみやげグランプリ」において、2015年度のグランプリおよび観光庁長官賞を受賞しています。
富士山分グラス底が厚いため、ロックグラスの中では400gとかなり重量があります。
富士山ロックグラスは類似品が数多く出回っていますが、正規品は田島硝子製なのでご注意くださいね。


ダ・ヴィンチ クリスタル セトナ オールドファッション ¥5,500


| サイズ | φ80×H90mm |
| 容量 | 290ml |
| 材質 | カリクリスタル |
| 重量 | 約400g |
| 価格 | 約¥5,500 |
ダ・ヴィンチ クリスタルはイタリアの高級クリスタルブランドで、世界シェア15%を担う世界最大のクリスタルメーカー。
材質はカリクリスタルで、酸化鉛が使われず酸化カリウムを含むガラス。軽くて強い特徴があります。
底は厚めなので、サイズ容量は普通ですが重量は重め。
ロックグラスにはカットデザイン違いで複数種類存在します。
どれもかなり繊細で美しく、かつ他クリスタルグラスと比較するとまだ手が出る値段のためオススメです。


高級ロックグラス4選
続いて1万円近くかそれ以上する、高級ロックグラスオススメをご紹介します。
バカラ ダリア タンブラー ¥11,000


| サイズ | 直径9.6cm×高さ8.5cm |
| 容量 | – |
| 材質 | クリスタル |
| 重量 | 約380g |
| 価格 | 約¥11,000 |
高級ロックグラスとして一番知名度があるのが、フランスの高級ブランド・バカラです。
ウイスキー好きなら、いつかは1客持っておきたいバカラ。
通常品ではデザイン違いで複数種類存在し、毎年年号がグラス底に刻印されたイヤータンブラーが発売されています。
こちらのダリアの由来は大輪の花、気品や優雅さをモチーフに花弁を立体的に表すヴェルカット(面取り)加工がされています。
バカラ公式で購入すると、+約3,000円くらいでイニシャルも刻印することが出来ます。
贈り物や記念日などで、思い出に残す意味も込めて購入できるのが素敵ですね。


カガミクリスタル ロックグラス ¥8,800


| サイズ | 口径81mmx高さ93mm |
| 容量 | 250ml |
| 材質 | レッドクリスタル |
| 重量 | 約330g |
| 価格 | 約¥8,800 |
カガミクリスタルは1934年に誕生した、日本初の最高級クリスタルグラスメーカーです。
レッドクリスタルは鉛含有量が25%以上の最高級クリスタルグラスで、金属音が舌璃重量感があるのが特徴です。
カガミクリスタルのロックグラスは名称は一緒ですが、品番違いでデザインが異なり、値段はピンキリです。
かなり人気のため、公式ショップは売り切ればかりですが、ネットショップにはいくつか売られています。


リーデル <リーデル・ロードン> バイオレット ¥16,500


| サイズ | 高さ102mm |
| 容量 | 295ml |
| 材質 | クリスタルガラス |
| 重量 | – |
| 価格 | 約¥16,500 |
リーデルは265年以上の歴史を誇る、ワイングラスの老舗。
リーデル・ロンドンシリーズは、宝石のように輝く色鮮やかなグラスで、独特な色味とカッティングが特徴です。
最新技術のマシンメイドながら手掘りのような精巧なデザインで、贅沢なシーンを演出します。
価格はかなり高いので、何が何でもこのグラスが欲しい!!という方向け。
カラーバリエーションはかなり豊富にあり、シックなものから色鮮やかなものまであるので、ぜひ好きな色を探してみてください。


太武朗工房 クリスタル江戸切子 菊繋ぎに籠目紋 オールドグラス ¥24,000


| サイズ | Φ83 × H90(mm) |
| 容量 | 250ml |
| 材質 | クリスタルガラス |
| 重量 | 345g |
| 価格 | 約¥24,000 |
日本を代表する江戸切子は東京都の伝統工芸品であり、経済産業大臣公認の国の伝統工芸品にも指定されています。
太武朗工房では、伝統の江戸切子に新たな感性を取り入れた美しいグラスを製造しています。
クリスタルグラスの江戸切子シリーズはたくさんありますが、中でもひと際ダイヤモンドのように輝いているのが、菊繋ぎに籠目紋のグラスです。
古来より魔除けとされる「籠目紋」、不老長寿を表す菊花が連なり咲き誇る様を表す「菊繋ぎ紋」が交互に配されています。
細かくダイナミックなカッティングがされているためかなり高額ですが、とても美しいので参考までに紹介しました。


まとめ
今回はロックグラスの選び方と、オススメロックグラスをご紹介しました。
お気に入りのロックグラスにウイスキーを入れることで、より高級感と雰囲気を楽しむことが出来ます。
価格はかなり幅があるので、最初に超高額なロックグラスを買うよりも、まずは手の届く範囲で購入し試してみましょう。
(もしも割ってしまったら立ち直れないですし…)
段々と新たなグラスに手を出していき、気分に合わせて使い分けれたりすると更にウイスキーを飲むときの楽しみが増えます。
綺麗なグラスで、みなさんの自宅でのウイスキーライフがより優雅になれば幸いです。


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